ツヤの正体について
お話していきます!
髪の毛のツヤは光の屈折率が均一に反射した時に見えるものです。
髪の毛の表面のキューティクルに凹凸がない状態だと屈折率は均一になり、
ツヤが見えます。
髪の毛の表面に凹凸があると光の屈折がまだらになってしまいツヤが出ません。
‘健康な髪の毛=ツヤがある‘というわけではないのです。
逆にダメージ毛の方でも表面に凹凸がなければツヤは出ます。
ですが、ハイダメージまでいくと表面のキューティクルが剥がれてボコボコになる為、
結果的にはツヤも失われます。
クセ毛の方に関しては髪の毛が傷んでいなかったとしても
光の反射が均一にならずツヤが出にくいです。
アイロンなどを使用すれば一時的にツヤを作り出すことはできます。
ですが、熱処理を加えすぎるとたんぱく質を変性させてしまうので、
一時的にツヤを作り出せたとしても長持ちはせずに健康な髪の毛の状態を損なってしまいます。
ストレートヘアの方がツヤツヤに見えるのは、
キューティクルの状態が整っているので光が綺麗に反射し、
天使の輪ができるという仕組みです。
ツヤを作る成分
キューティクルには、18MEAという脂質成分があります。
18MEAとは疎水性の成分で、
髪の毛を摩擦から守ったり髪の毛同士のもつれを防いだり乾燥から守ってくれます。
一番髪の毛の表面に位置しており、ダイレクトに摩擦や刺激を浴びてしまう部分なので、
摩擦や熱、ブラッシング、シャンプー、ドライヤー、紫外線などで
剥がれてしまいます。
尚且つアルカリにも弱いので、
パーマやカラーをすると表面からなくなってしまいます。
ブリーチをすると一回の施術で18MEAは流れ落ちます。
ですので、ブリーチ毛の方はキシキシとした手触りになってしまうのです。
キューティクルの中で重要な18MEAが欠損することでツヤがなくなる、
18MEAを補うことでツヤを作る、といったイメージです。
クセ毛の方や光の反射が良くないような髪質の方の場合は
まずは髪質をしかっりと改善するようにしたらいいかと思います。
一般的な縮毛矯正だと髪質改善するために行っているのに、
同時にたんぱく変性を起こしてしまっている可能性があります。
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健康的且つ自然に髪質改善が出来るエアーストレートはおすすめです。
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